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音楽酔族館

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「大切な人」 浜崎貴司

自分にとっての大切だった人の顔も、

徐々に思い出さなくなり、

僕たちは大人になっていった。


多くのことを忘れ去ることで、

僕たちは大人になっていった。


心を寄せた音楽も、

日の目を見ることのできなかった音楽も、

いつの間にか忘れ去り、

大人になっていた。


             20080525.jpg



浜崎貴司の「大切な人」。


夕暮れの街でふとこの歌を思い出した。


TR-808の刻みが薄れるように、

日が翳っていった。


私にとっての「大切な人」、

大切だった人も、

何処かでこの夕暮れを望んだんだろうか。



Taisetsu-na-Hito - Flying Kids
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「手のひらの東京タワー」 松任谷由実

この風景を見て、私はこの曲を思い出した。

松任谷由実の「手のひらの東京タワー (1981)」。


恥ずかしいことに私の高校の修学旅行は東京だった。

その時に初めて東京タワーを見たときから、

東京タワーは私にとっての東京のシンボルなのである。

それは、六本木ヒルズや東京ミッドタウンができた今でも何ら変わりない。


         tokyo tower



朝鮮戦争で使用された戦車のスクラップで作られたとは思えないほど

ロマンティックなそのありさまは、

これまで東京で生きてきた多くの人間の心に灯をともしてきたのだと思う。


2011年の地上デジタル波への完全移行に伴って、

東京タワーはその歴史的な役目を終えるが、

できればそのままで残しておいて欲しいと思う。


こんな感傷を、

子供じみていると捨ててしまわないで欲しい。


そうすればこういう曲がまた生まれると思うから。



「火の鳥」 中島美嘉

私は小学生のときに手塚治虫氏による「火の鳥」を読んだ。

というより読んでしまったというべきだろうか。


「火の鳥」は手塚氏にとってライフワークといわれた作品群で、

特にこのシリーズの「鳳凰編」には幼いながら強い衝撃を受けてしまった。

私の宗教観や死生観は、未だにこの「火の鳥 鳳凰編」を通じて手塚氏の影響をモロに喰らっている。


           火の鳥



宗教というのは人々の心の中に厳然と存在し、

現存する宗派というのは決して純粋なものではない。

宗派というものが存在しなければ、地下鉄サリン事件や、

ニューヨークの9.11という不幸な事件は起こり得なかっただろう。


手塚治虫氏の「火の鳥」は私の中にこういう感性を醸成させた、

私にとって特別な作品である。


           gaou.jpg



何年か前にNHKでこの「火の鳥」がアニメ化されて放映されていた。

主題歌を中島美嘉さんが歌っていた。

冨田恵一氏のアレンジのレベルの高さがこの原作の価値を落とすことなく、

この作品群に相応しい美しい曲となった。


いつか中島美嘉さんがTVで別の曲を歌っているのを観たけれど、

音程がふらふらしていて聴いていて少し気持ち悪かった。

だけど美しい曲に出会うシンガーはそれだけで、

ある種の才能に溢れているということなのだ。


              mika nakajima



実はこうこうことも手塚氏の作品から教わったのだけど。




「Antonio’s Song」 Michael Franks

この時期の休暇は、

いつも私を中途半端にしか休ませてくれない。


暗い気持ちを煽るような、

予報はずれの天気は、

私をゆっくりと淀ませる。


Michael Franksの「Antonio’s Song (1977)」に気持ちを揺らされ、

いいようのない景色と出会う。


           sunset.jpg



この曲の持つ影が私に寄り添い、

薄着のシャツが風になびき始めた。


美しい音楽はいつも私の心をねじれさせ、

私が見る風景の色を変える。


この曲が流れなければ、

私はこの風景を素通りできただろうに。



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