Musiquarium

音楽酔族館

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「クレイジー・サマー」 キリンジ

季節はずれの曲など聴くものではない。

このとてつもなく寒い冬のさなかに、

あの気の遠くなるほど暑かった夏の日を思い出してしまった。


あの馬鹿騒ぎの海で、

正直、今も僕は溺れている。


           crazy summer1



何事もなかったかのように大人の顔して毎日を過ごすけれど、

実はそんなに単純ではない。


振り返ることを恐れて、

毎日を激しく生きた。

遠くを見つめた。

この感情が薄まるのを待っていた。


キリンジの「クレイジー・サマー」に触れて、

そんな自分にふと気が付いた。

季節はずれの美しい曲は、

やはり僕を傷つけた。


           crazy summer2



かき消された注意報。

サヨナラを前に、

きっとどうかしてた、

オトナの面(つら)で。




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「潮騒」 山下達郎

水面を照り返す冬の海岸の夕暮れは、

懐かしい音楽を思い出させ、

しばし、私は恥ずかしい気持ちになる。

私がこの歳になって気恥ずかしく感じてしまうことは、

自分のなかだけにしまいこまれ、

永久に封印された。


            ゆうぐれ



だれかの背中を見て思い出した。

そしてこの音楽を連れてきた。

つい唇をこぼれ落ちる。


星影浮かんだ、

君が愛おしい。




「Under The Jamaican Moon」 Nick DeCaro

東京のひえ冷えとした青白い月を眺めながら、

また季節はずれの曲に触れよう。


月という不思議な衛星は、

この星のどの場所から眺めても同じ表情を見せるという。

そして人間だけでなく、

地球上のあらゆるものに不可思議な影響を与える。


            Moon_and_red_blue_haze.jpg



Nick DeCaroの「Under The Jamaican Moon (1974)」に触れる。


ジャマイカの月と、

この東京タワーを横切る青白い月。


眺めているだけで、

心が静かにざわめくことに、

何ら変わりはないだろう。



「Jamaica」 Bobby Caldwell

東京は2年ぶりの大雪。

窓を開けるとめったに見ることのできない一面の銀世界。

季節感のない曲に触れよう。

Bobby Caldwellの「Jamaica (1982)」。

初期のBobby Caldwellの音楽は本当に素晴らしい。


            yuki.jpg



触れているだけで心に波風が立ってしまうからだ。

この「Jamaica」に触れると、平家物語のくだりが普遍的なものだということが実感できてしまう。

季節はずれの「Jamaica」は、

東京に降り積もる雪の風景に恐ろしく似合っていて、

切ないね、あらゆる意味で。




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