Musiquarium

音楽酔族館

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

「As Praias Desertas」 Morelenbaum & Ryuichi Sakamoto

雨の休日に、

遠くからサウダージが聴こえる。


「サウダージ (saudade)」とはポルトガル語で「郷愁」、「哀愁」という意味だが、


長い間Antonio Carlos Jobimのバックを努めていたMorelenbaum夫妻と

坂本龍一氏とのコラボレイションが連れてきたボサノヴァは、

私の思う「サウダージ」と一寸たりともずれていなかった。


          Rio de Janeiro



Antonio Carlos Jobimが生前使っていたスタジオで、

Jobimが使っていたピアノのキーを坂本氏がなぞらえ、

「As Praias Desertas」が滑り出す。


ボサノヴァといえば、

その音楽の持つ、癒しの効果のようなものだけがクローズアップされがちだが、

実は正面きって向き合うのが恐ろしいくらい美しい音楽。

Antonio Carlos Jobimの音楽に触れると心からそう思う。


このサウダージに心をうずめて、

この星の裏側で会いましょう。



スポンサーサイト

「For Love」 Dick Lee

東京の西早稲田に面影橋(おもかげばし)という場所がある。

東京で最も桜が美しい場所。

東京で唯一残されている路面電車である都営荒川線と平行して流れる神田川にそって、

競うようにソメイ・ヨシノたちがしなをつくっている。


         面影橋



夜のソメイ・ヨシノは妖艶すぎるのでSoul Musicでないと太刀打ちができないが、

昼は少女のような姿をみせるから、

シンガポールの宝と呼ばれるアーティストの曲をたずさえてみる。

Dick Leeの「For Love (1995)」。


この作品はセンシティブでセンシュアルな雰囲気をまとっていて、

同じアジア人として時にジェラシーを感じてしまうことがある。


そんなDick Leeの音楽が、

昼間のソメイ・ヨシノによく似合う。




「Mars」 Tei Towa

「テクノなんて音楽じゃない。」

「Soul Musicは1970年代以外のものは聴かない。」

「生音しか感動しない。」

「Michael JacksonやPrinceはSoul Musicではない。」


どこの世界にも、このような御託を並べる人間はいるが、

本当に煩わしい。


SoulとR&Bは違うなんて、

私にとっては全く意味のないご講義で、

正直、うっとおしかった。


           Towa_Tei_Sound_Museum.jpg



和食のほかにイタリア料理や中華、

スペイン料理やインド料理,

私は気分や体調によって好きなものを、

好き嫌いなく喰らう人間だが、


和食以外は食べませんというなら、

苦笑いをして、「ご自由に」としかいいようがない。


スパゲッティナポリタンが和食かイタリア料理かなんて議論は、

寿命が1万年くらいあるのならやってもいいと思うけどね。


「テクノなんて音楽じゃない」と言った人は、

Beatlesが出てきたときに、「Beatlesなんて音楽じゃない」と言った人たちと同じ。

まあ、時代が進化してるぶん余計にタチが悪いかな。


Tei Towa(テイ・トウワ)はYMOの流れを汲んだ素晴らしいテクノのアーティスト。

彼のセンスはいつも私にとてつもないインスピレーションを与えてくれる。


お口に合わなければ申し訳ありませんが。


「You Love Whiskies, Don’t You?」 SAYURI

ウィスキーがお好きでしょ・・?

「ええ・・かなり・・」

もう少ししゃべりましょ・・?

「ああ・・はい・・」

ありふれた話でしょ・・?

「いえ・・そんなことも・・」

それでいいの・・今は・・


         20070920221533.jpg



石川さゆりさんは、「津軽海峡冬景色」と「天城越え」しか知らなかったが、

私にとってのいい曲の条件のひとつは、

聴いていると酒を煽りたくなるということ。


石川さゆりさんによるこの曲は8小節しか知らないが、

なんだか無性にウィスキーを飲みたくなった。


「深切治療」 萱寧 (Ama)

昨日まで私は香港にいた。

けたたましい夜景とネオンサイン。

そして激しいほどの猥雑さ。

そして陰に潜む暗い生活感。

香港は双方向で東京を完全に圧倒している。

そして音楽でもそうである。

           1175353340368_2.jpg


英国から中国に返還されて久しいせいか、言語も中心になるものが英語から広東語へと移っていたような気がした。

現地のMTVでこの曲と出会った。

「深切治療」 萱寧 (Ama)。

この手の音楽が日本には少ない。


日本の平和な諸兄は、韓国や台湾、香港やシンガポールに今に追いつかれると思っているかもしれないが、

もう文化面では、とっくに追い越されていることに気付いている人は割と少ない。


「深切治療」というからには、女性の傷心を歌った曲か。

リリックが広東語なので正直内容はまったく理解が出来ない。

わかるのは、私がこういう曲を好きということだけ。

                sugarpepper.jpg

                (向かいの女性はSugar Pepper師匠です)


香港が生んだスーパースターであるブルース・リーも、

「考えるな・・感じろ」

といっていたし、


同行してくれたSugar Pepper師匠は、私が香港の夜景にやられてしまっただけだというが、

この曲との出会いは、

スキー場での恋のようなものなのだろうか。



FC2Ad

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。